パチンコ依存症 人格

僕は10年近くパチンコをやめられなかったのですが、その頃に大きく変わったことのひとつに、人格が挙げられます。

 

ハマっている当時は、正直そんなに変わっていたとは思わなかったのですが、パチンコから抜け出して、冷静に自分を見つめてみたらかなり変わっていたことが分かりました。

 

ここでは、僕がパチンコをやめられなくて悩んでいた頃に、どんな風に変わってしまったのかについてお話します。

すぐに怒るようになった

僕が目に見えて変わったのは、怒りやすくなったことです。

 

僕自身、人前で怒るのは恥だと思っているので、どんなにイライラしても、怒りを我慢するタイプの人間です。恐らく、周りの人は僕を温厚な人だと思っていると思います。

 

彼女とケンカになった時でも、基本的にだんまりでやり過ごしていました。心の中では反論していたのですが…。

 

そんな僕が変わったのは、パチンコ・パチスロにハマるようになってからです。ケンカの時に怒鳴り散らすようになりました。

 

怒りの爆発を抑えられなくなったと言った方が正しいかもしれません。

 

と言っても、職場ではイライラが顔に出るようになった程度で、怒りの爆発は彼女の前でだけ現れているという感じでしたが。

 

彼女にはお金関連、パチンコ関連についてはすごく迷惑をかけました。

 

2,000円以上お金が残っている時に、パチンコ屋に行かないとイライラした様子を隠そうともせず、ムスッとしたり…。

 

話し合ってパチンコをやめようと決めた時も、話し合いの中で「パチンコ屋の前を通ると行きたくなるから、なるべくパチンコ屋の前を通らないでおこう」と決めたのに、パチンコ屋の前を通らないことに激怒したり…。

 

パチンコ屋の前を通らない=パチンコ屋に入る可能性がゼロになる、という流れについ怒ってしまいました…。これまでは、パチンコ屋の前を通るとサプライズ的に入るというケースも多かったので。

 

当時はこの理不尽さに気が付きもしませんでした。

 

そのことで大げんかをした時、自分の情けなさにショックを受けました。それでも、やめられないのがパチンコの恐ろしさです。

 

元々は、怒りを出さない、というよりも理性で抑え込めていたのに、抑えられないくらい怒りを感じるようになったのです。しかも、結構強めの暴言を吐くこともしばしば…。

 

本当、パチンコって怖いなと思います。

 

ちなみに、パチンコ・パチスロをやめてからもしばらく続きましたが、だんだん怒りを抑えながら話せるようになりました。

金銭感覚がおかしくなった

お金が少しでもあれば、すぐにパチンコ屋に行っていたので、常にお金がない状態でした。

 

勝ってお金ができても、少し豪華に外食をしたり、欲しかった物をちょっと買って、後は次の軍資金。結局なくなるから、基本的に財布の中は寂しいものでした。

 

お金はないのですが、1円でも多くパチンコに使いたいので、パチンコ屋に行く前は100円単位でケチっていました。でも、パチンコ屋では万単位のお金が飛んでいくのが現実。

 

当時は1円パチンコをやっていたのですが、僕は彼女と一緒に打っていた(お金は一緒にして管理)ので、簡単に万単位のお金を使っていました。

 

「パチンコは勝つかもしれないから」というのは、当時はまっとうな意見だと思っていましたが、今考えてみると統計的に負けているんだから、100円単位でケチるのは金銭感覚がおかしくなっていたんだなぁと思います。

自分(パチンコ)のことしか考えなくなった

今考えると、本当にひどいことをしていたと思うのが、自分…というかパチンコのことばかりを考えていた時期の話です。

 

彼女が欲しいと言った物は買わず、「パチンコで勝ったら~」と言っていました。それなのに、勝っても次の軍資金に使いたいから、あれこれ言い訳をして買ってあげることはしませんでした。

 

というか、負けることが多かったので、そもそも買えないことがほとんど…。

 

それに、閉店まで打ち続けているので、たいていのお店は閉まっていて、買い物はできませんでした。彼女が欲しがっていたのは化粧品・美容グッズや百均の商品だったからです。

 

女性にとって化粧品や美容グッズはとても大切なものなのに、彼女は自分が買いたい物を強く主張できない性格だったので、それを悪用して、全部パチンコに突っ込んでいました。

 

当時の自分を客観的に考えると、かなり最低のことをしていたと思います。

 

もちろん、それが原因で落ち込んだりケンカになったりもしたのですが、「パチンコは勝てるかもしれないけど、買い物をしたら必ずお金がなくなるだろ!」と言っていました。

 

女性にとって必要最低限の化粧品や美容グッズ、洋服なども買ってあげず、自分はパチンコ屋に大金を貢ぎ続ける日々…。

 

あの当時、彼女はウィンドウショッピングが好きだと本気で思っていたのですが、本当は実際に買いたかったそうです。というか当たり前ですよね。

 

パチンコに頭を支配されていた頃は、彼女が自分の出費を抑えていてくれたのを、見て回るだけで満足だと勘違いしてしまったのです。というか、そう思い込むことで、全部パチンコにお金を使っても大丈夫だと思っていたのかもしれません。

 

今でこそ、彼女が欲しいと言ったものを買ってもらうようにしていますが、あの時から、せめて化粧品や美容グッズぐらいは買ってもらえば良かったと後悔しています。

やたら悪い方向に考えるようになった

僕は元々、ぼんやりした性格というか、良く言えばおおらか、悪く言えば深く考えない性格でした。

 

ですが、パチンコをやめられないようになってから、将来のことに対して不安を感じるようになり、眠れない夜を何度も迎えるようになりました。

 

これに関しては、パチンコで常にお金がカツカツだったことに加えて、年齢も関係しているかもしれませんが、「このままで一生を終えるのか…」と不安になる日が増えました。

 

パチンコをやめた今でも、年齢を考えて不安になることはありますが、充実した時間をおくっているからか、ぐっすり眠れる日がほとんどです。

まとめ

「パチンコをする以外は良い人なのに」というのはパチンコにハマっていた頃の彼女の言葉。

 

パチンコをやめられなかった頃を振り返ってみると、彼女自身、そして僕自身が無意識のうちに彼女をコントロールしていたようです。

 

仕事帰りにパチンコ屋に行かないと表情が暗くなったり、イライラしていました。そんな僕を見かねて、結局パチンコでご機嫌取り…、のような感じでした。

 

パチンコ以外のことでは、そんな風に振る舞ったことがないのに。

 

それに、パチンコ屋に入った時、爆音とすごい光のせいか、別世界にいるような気持ちになって、怒りに任せて台パンしても誰にもバレないような気持ちになっていたのも、人格が変わる原因だったのかもしれません。

 

仕草と音で普通にバレるのに…。恐らく、頭が普通のことを考えられないようになっていたのでしょう。

 

自分で言うのもなんですが、普段温厚で人のことを考えられる性格だった僕でも、こんなに人格が変わったのですから、パチンコって本当に怖いです。

 

やめた今は、徐々に元の人格に戻りつつありますので、やめられて良かったなぁとしみじみ思います。