パチンコ・パチスロにハマっている人は、なんとなくくだらないと思っていても、それでも気が付いたら台の前に居る…。
それは結局どれくらいパチンコ・パチスロがくだらないのかを、本当の意味で理解できていないのでしょう。
パチンコをやめられない人なら、くだらなさを理解しているかいないかに関わらず、自制することが難しいのですが、本当の意味で理解すればもしかしたら、フッとパチンコ・パチスロ熱が冷めるかもしれません。
ここでは、どんな部分がくだらないのかについてお話します。
目次
パチンコ・パチスロがくだらないと思ってしまう現実
リスクが高くリターンが低い
パチンコ・パチスロってリスクの割にリターンが低いですよね。
パチスロの5号機で計算してみると、A+ART機だと機種にもよりますがボーナス確率は200~250分の1、BIGが当たっても200枚くらい。
200~250回転回すためには、小役にもよりますが400枚近くかかります。
この時点で-200枚、純増1.5枚のARTに当選したとしても50Gで終わったら、理論上75枚。そしてそれを下回ることも多い。
となったら、200+75枚だとして、-125枚。これを繰り返し続けるほどにマイナスは増えてくることになるのは目に見えています。
どこかで大きく上乗せしたり、頻繁に当たりを引けない限り勝つのは難しいです。
体への負担も大きい
リスクは金銭面だけでなく、体への負担も考えなければなりません。
入った瞬間に感じるのは爆音とタバコの臭いですよね。
耳栓をしないで一日中打った日なんか、外に出た直後は人と会話するのも難しいくらい聞こえにくくなっていますし、体調によってはしばらく耳鳴りが止まらなくなります。
最近の台は、音量の調整ができる機種も増えてきたのですが、それでも爆音機は耳を破壊するためにできたのかと錯覚するほどです。
タバコなんかは説明不要ですね。
パチンコ屋に来ている人って、なぜか喫煙率が高いんですよね。隣でタバコを吸われようものなら、副流煙が肺に流れ込んできます。
そして、強い光。
熱い演出や当たった時の演出って、すごい光で照らされます。最近の機種はなんてことない演出でもすごい光ですが…。
ずっとそれを見ると、目への負担も大きく、視力低下にも繋がります。
パチンコ屋はこのように体への負担も大きいのです。
結局同じことの繰り返し
色々なスペック、色々な演出があれど、結局通常時、大当たり・ボーナス、ART・AT・RTなど、同じことを繰り返しているだけです。
確変継続率を高くしたり、出玉を増やしたり、上乗せ性能を上げたり、特化ゾーンを作ったりと面白く感じさせるための仕組みを作ることで、射幸性を高めています。
面白そう!と思っている内は気が付きにくいのですが、こうして冷静になって考えてみると、同じことを繰り返しているだけというのにくだらなく感じませんか?
そもそも、打っている側はパチンコならハンドルを握り、チャンスボタンを押しているだけ。パチスロならベットボタン、レバー、停止ボタンを繰り返しているだけです。
ゲームのようにキャラクターを操作したり、自分がやりたいことをやっている訳でもないのに、それを楽しいと感じるのは、冷静に考えると不思議ですよね。
通常時の方が長い
1日単位では分かりませんが、パチンコ・パチスロは通常時の方が長いです。
通常時でも派手な演出で盛り上げてきますので、もしかしたら錯覚してしまっているかもしれませんが、長い長い通常時を経て、当たりを引いても当たっている時間はあっという間です。
最近のパチスロ機は、当たったかのような演出からのチャンスゾーン突入!の台がどんどん増えていますよね。
これも錯覚しがちですが、チャンスゾーンも通常時です。中にはべルナビで増やしてくれる機種もありますが、ここからボーナスやART・ATを引かないとほとんど意味がありません。
通常時は何回まわして、確変中・ART中は何回まわしているのかを見れば一目瞭然ですよね。
勝てないように作られている
パチンコ・パチスロの新台は40~45万円程度となっており、それを10~20台導入するとなると、台を購入する金額だけでも400万円以上はします。
加えて、導入する際の人件費も入れるともっと大きな金額が動くことになると言えます。
そして従業員の給料は結構高い、パチンコ業界の売り上げは21兆円以上あります(日本遊技関連事業協会より)。
こんなに大きな売り上げを出しているということは、打ち手の人達が新台を導入する以上のお金を落としてくれているからです。
これって、パチンコ・パチスロが勝てないようになっている証拠ですよね。
遊ぶためだと割り切っているのなら良いかもしれませんが、失う金額を考えるとかなりコスパが悪いです。
引き留めるための仕組みがひどい
冷静になって考えると、本当にくだらないと思うものが、打ち手を引き留めるためのシステム。
特に顕著なのがパチスロです。
レア役を引いたら30G近く回さないと、チャンスゾーンやボーナス(ゲーム数解除)が当選しているか分かりません。その間にまたレア役を引いたら、さらに回すことになります。
ゲーム数でボーナスやチャンスゾーンを当選している機種なんかも、煽りからの前兆(押忍!番長でいう特訓)で、しばらく回さないといけません。
打ち手がお金をかけてくれるように、こうした仕組みを開発したと考えると、くだらないと思ってしまいますよね。
お金の消費と幸せが比例しない
パチンコ・パチスロって、結構なお金を使っている割に幸せとは限りませんよね。
確かに、勝っている時や勝った時には幸せだと感じますが、それ以外は焦りやイライラを感じていることが多いでしょう。
1回行くたびに万単位のお金が飛ぶのですから、一時の喜びのために苦しみや怒り、悲しみをわざわざ大金で買っているようなものです。
1万円あれば好きなゲームソフトを買ったり、オシャレな服を買ったり、おいしいものを食べたり、色々なことができます。10万円あれば、旅行に行くこともできます。
家族や彼女に何か買って行ってあげれば、喜んでくれるでしょう。
こういうことにお金を使えば、必ず幸せが手に入るのに、パチンコ・パチスロは半分以上は不幸です。
それでもパチンコ屋にお金を運びますか?
シミュレーションしてみる
サミータウンで長時間打ってみてください。
パチンコ屋で打っていると、自分を客観的に見るのがなかなか難しいのですが、サミータウンで打つことで、パチンコ・パチスロについて客観的に見ることができます。
まるで実機のようなクォリティーですから、よりその意味が理解できるでしょう。
サミータウンなら、パチンコ・パチスロの両方が打てるコースでも月額1,800円ですから、実際に打ちに行くよりもかなり安く済みます。
まずは1ヶ月だけでもやってみてください。パチンコ屋に行くのがイヤになるはずですから。
まとめ
パチンコ・パチスロはくだらない。どんなにくだらないものなのか、あなた自身がよく知っているはずなのに、やめられない。
一度ハマるとパチンコ屋に行かないのが難しいと感じるくらいの魔力があるのがパチンコ・パチスロです。
これを頭で理解しただけでは、パチンコをやめることはできません。
パチンコとの付き合い方やパチンコに対する考え方を変え、本当にやめるには正しい方法で克服する必要があるのです。