パチンコ・スロットは周りの人を傷つけると言い、それは本当にあっていて、僕の場合は一番近い存在である同居中の彼女を傷つけまくっていました。
当時はそれを正当化しようとしたり、自分の価値観を押し付けたりして、間違ったことをしていないと思い込んでいた時期もありました。パチンコって本当に恐ろしいです…。
そんな僕が彼女に対してやっていたクズエピソードを紹介します。もう二度とそうなりたくないという思いと、あなたにそうなって欲しくないという願いを込めて。
僕がやってきたことを伝えることで、あなたが良い風に変わってくれれば幸いです。
目次
僕はこれで彼女を傷つけた…
ほぼ毎日パチンコに付き合わせる
パチンコにどっぷりハマっている時、仕事が終わってからすぐにパチンコ屋に行く日々を送っていました。
僕と彼女はほぼ一緒に行動しており、仕事の送り迎えをしてもらっていました。(2人とも免許は持っているけど車は一台しかなかった)
迎えに来てもらった帰りに、そのままパチンコ屋へ…というのが毎日の流れでした。給料日は当たり前、2000円でも余るならご飯を少な目にしてでもパチンコ屋に行っていました。
彼女としては、のんびりしたい日もあれば、普通のカップルのようにデートしたい日もあっただろうに…。
パチンコ屋に行けない時のイライラをぶつける
パチンコ屋に行けない時はやたらイライラしていました。
当時のことを彼女に聞いてみると「怒らないように気を使うのが大変だった」そうです。すごい迷惑をかけていたんですね。
正直、そこまでピリピリしているという自覚はなく、なんでこんなに仕事を頑張っているのにパチンコをするお金がないんだ!と考えていました。
彼女を無視する
彼女を無視すると言っても、直接的に無視するのではなく、見ているようで見ていない状態というか…。
彼女が何をしているかどうか、どんな気持ちになっているのかよりも、今日パチンコ屋に行けるかどうかの方が大事で、そればっかり考えていました。
彼女が毎日どんな気持ちでパチンコに付き合っていたのか分からず、寂しい思いをさせていました。
彼女に買い物をさせない
お金はパチンコに使うもの。具体的にそうやって考えていた訳ではありませんが、ほぼそれに近い感覚でお金を使っていました。
そのせいで、彼女が欲しい物を買おうとしたら「これって今買う必要ある?」とか「○○って結構高いんだね」と遠回しに買い物をさせないようにしていました。
そのせいで、彼女は洋服や化粧品、美容グッズなども最低限のものだけしか持っていませんでした。自分はパチンコに数万円も使っているくせに。
たまに大勝ちした時は、まるで自分が良い人にでもなったかのように、「○○も買って良いからね」と振る舞っていたのも、今となってはひどい話です。
ウィンドウショッピングが好きだと思い込む
100均ですら買うのを躊躇させ続けた結果、店内を見て回っても何も買わずに出てくることが多くなり、その様子から僕はウィンドウショッピングが好きだと思い込んでしまいました。
当然、自分の欲しい物は見るだけじゃなくて、買って手に入れたかっただろうし、思い返してみれば欲しい物を手に入れた時はすごく喜んでいました。
自分が買いにくいように仕向けておきながら、買わない様子を見てウィンドウショッピングが好きだと思い込むって、救われないですよね。
今は、100均では好きなように買い物をさせているのですが、すごく楽しそうにしています。この様子を見るとこの状況に嬉しくなると同時に、あの時のことを申し訳なく感じます。
体調が悪いのにパチンコに付き合わせる
彼女は多少体調が悪くても、無理してパチンコに付き合ってくれることが多くありました。
あの時はパチンコを打ちたい一心で、パチンコ屋に入る前は心配していても、打ち始めると無理して付き合ってくれていることも忘れて一人で楽しんでいました。
車で寝かせておいて、一人で打っていたことも…。
イベント中だからと言って、体調不良で寝ている彼女を起こしてパチンコ屋に連れて行こうとしたこともあります。(パチンコ屋に行く時は2人で行くというルールがある)
パチンコの正当化
ほぼ毎日のようにパチンコ屋にいるのですから、借金や滞納もありました。大きく勝った時はなるべく支払いに回したいというのが僕の考えでした。
ですから、彼女は勝った時くらい自分の欲しい物を買いたいと言ってきたので、僕は「生活するためには支払いもしていかないと」と言っていたのです。
でも、よく考えてみると自分はパチンコに使っているのに、生活に回そうとしているというのはひどい話ですね。たまたま勝ったとしても、ほぼ全て支払いに回していたのでは、彼女はやりたいこともできませんしね。
一部分だけ見ると僕の方が合っているような気はしますが、自分はいつもパチンコで消費するクセに、たまにお金が余ったらその分を支払い…となると、彼女がやりたいことは何もできません。
支払いをちゃんとしたいんだったら、パチンコに使うお金を考えろ!っていう話しですよ。
負けたのを彼女のせいにする
正直、これは自分でも意味が分からないのですが、負けた時に彼女のせいにしていました。
一応これには理由があって、彼女は「パチンコ・パチスロにハマりたくないから、止め打ちとか目押しはしない」と言っており、そのせいで損をしていました。
微々たる違いではありますが、長時間打ち続けるとこれが大きな金額になります。
ですから、そのせいで負けていたと思っていました。でも、自分自身も負けている日もあるのですから、彼女だけのせいにするというのは違いますよね。
少し止め打ちや目押しができる程度で、台選びなんかは全然できていないのですから、ほとんど変わらないのが正直なところです。
それなのに、負けた時は彼女だけのせいにするっていうのはなんかおかしいですよね。
まとめ
こうして、改めて考えてみると、パチンコに支配されていた頃は色々ひどいことをしたな…と思いました。
結論としてやめられて良かったと思います。今では、明日の食費に困ることもなくなりましたし、彼女の化粧品や洋服、美容グッズも充実してきましたから。
一生お金に困る生活だと思っていたので、無事パチンコから抜け出せて本当に良かったです。